診療フロー×メニュー設計×専門サイト。成果の出る小児歯科
皆様、こんにちは。
船井総合研究所の長谷川光太郎です。
新型コロナウイルス対策や、予防の為の生活様式が定着している2021年。
患者さんの声に応え、感染防止対策をとりながら、日々の診療に取り組まれている医院様も多いことと存じます。
皆様のお取り組みに、心より敬意を表すと同時に、ご自身の健康管理にも御心配りされることを切に願います。
今回のメールマガジンでは、成果（適切な収益性と自費率）の出る小児歯科の３つのポイントについてお伝えさせていただきます。
タイトルにも記載をしておりますが、小児歯科で成果を出すならば、
①診療フローのシステム化
②自費メニューの戦略的設計
③来院前に意識を高める小児専門サイト
の3つが大きなポイントとなります。
一つ一つ解説させていただきます。
まず一つ目の「診療フローのシステム化」ですが、これは来院時の問診から、カウンセリング内容、次回来院時に誰が何をするのかといった一連の診療フローを、小児患者に対してシステム化するということです。
小児患者に対する診療フローのシステム化をしていない医院も多いと思います。
あったとしても、問診を行い、主訴の処置をして後は定期健診の案内をする、といったところまでしか定めていないのではないでしょうか。
当然、上記のフローでも良いのですが、小児歯科で成果を出そうと思うならばもう一歩踏み込んだフローの構築を行うと良いです。
ポイントは「口腔機能発達不全症」です。
口呼吸や、飲み込み、発話の状態を初診検査の中に組み込むことで、他院では知りえなかった口腔機能について患者が理解することができ、その分医院に対する信頼感が増して通い続けてくれるという流れが出来ます。
また、口腔機能発達不全にアプローチする自費診療があれば、虫歯で来院した患者が、発達不全を改善する為に自費患者になるということも生まれるので、必然成果に繋がっていくわけです。
２つ目のポイントは「自費メニューの戦略的設計」です。
私は仕事柄、多くの歯科医院サイトを見る機会があるのですが、装置名とその効果と値段が書いてあるだけで、患者に合わせたメニュー設計が出来ていないなと感じることがあります。
まずは患者の属性分けをするところから始めると良いです。
「矯正主訴（意識高い）」「矯正主訴（意識普通）」
「矯正主訴以外（意識高い）」「矯正主訴以外（意識普通）」
といったような形に属性分けします。
当然患者属性によって必要とされるメニューは変わってきますので、この患者属性に合わせてメニューを戦略的に作り直すと良いです。
例で言うと、
矯正主訴で意識が高い人には「装置＋MFT」まで実施するパッケージ
矯正主訴で意識が普通の方には「装置」のみで歯列改善を目指すパッケージ
と、提案するメニューを変えていくわけです。
患者属性に合わせたメニュー設計を行うことで、当然成約率が上がるので、小児歯科での成果に繋がるわけです。
最後のポイントは「来院前に意識を高める小児専門サイト」を構築することです。
こどもの歯医者選びは親御さんが行います。
必ずと言っていいほど、来院前にはサイトをチェックし予約されるわけですが、このサイト内に、小児歯科を受診される方に入れておいてほしい前知識を入れておくことが重要です。
例えば、フッ素のページ内にも、「口呼吸によるむし歯リスクもあるから、フッ素だけでなく呼吸にも意識を向けよう」といった内容を組み込むことで、閲覧した親御さんの意識も高めることが出来ますし、初診カウンセリング時の口腔機能発達不全症に関する話もスムーズに受け入れてもらいやすくなります。
そうすると、フッ素だけで来院予定だった患者が、口腔機能発達不全の改善も希望するようになったりと小児歯科での成果に繋がっていきやすくなるわけです。
来院前の丁寧な情報提供は、医院の取組みやシステムをスムーズに運営していく為にも重要なポイントとなるので、小児の専門サイトは構築しておくことが望ましいです。
今まで、成果の出る小児歯科のポイントを３つ詳しくお伝えしてまいりましたが、３つ全てを実践されているモデル医院がございます。
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歯科業界の中では唯一と言ってもいいブルーオーシャンである小児分野。
競合が激しくなる前に、
「中身」で「医院ブランドを強化」し、
「永続発展」を叶えていただければと存じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【執筆者：長谷川 光太郎】
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