組織崩壊する歯科医院の特徴は？

皆様、こんにちは。

船井総合研究所の齋藤です。
いつも弊社のメールマガジンをご愛読いただき誠にありがとうございます。

まず、タイトルの組織崩壊する歯科医院の特徴の一つの回答として、「組織の幹部が育っていない」ということが一番に挙げられます。

そして本日のテーマは、『組織（最低でも10名以上のスタッフ集団）がいらっしゃる場合は、その組織の優秀層上位2割を幹部として育てましょう』というお話です。

 パレートの法則とは？

さて、皆様は、パレートの法則というものをご存じでしょうか？これは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した法則です。もともとは「人口のうち20％の人間が、80％の富を所有している」という統計データから見出した結論です。この法則が「２：６：２」の法則、通称「働きアリの法則」として知られる法則に派生されていきます。ある集団のうち、2割がよく働き、6割が可もなく不可もなく働き、残り2割がほとんど働かないものに分けられるというものです。

パレートの法則、２：６：２の法則をビジネスのシーンで考えると、下記のようなことが言えます。

・組織に属する従業員のトップ２割が8割の売上を実現している
・組織の2割が優秀層、6割が中間層、2割が下位層である

組織のトップ2割のメンバーは、課題に対して“経営者に近い目線で”自ら主体的に考え、行動し、解決するためにスキルアップしていきます。さらに中間層、下位層に対して、その姿勢を見せることでよい影響を与えられる可能性もあります。

 優秀だがマネジメントが苦手な幹部

しかし、残念ながら優秀かつ仕事ができるトップ2割のメンバー（以後、幹部候補生と呼びます）が、必ずしも他者に物事を分かりやすく教え、「他者が成長できるようにどのように伝えたらよいか？」幹部として、「経営者と近い視点で他者に指導をするには、どのようにしたらよいか？」ということについて、自然と行動できる幹部候補生はそうそういらっしゃいません。

例えば、マネジメントすることが得意でない幹部候補生のシチュエーションとして、後輩メンバーができなかった業務がある場合に、「私が代わりにやってあげたほうが早く仕事が終わる」と考え、「私がやりますよ」などと伝え後輩の仕事を代行してしまい、その後のフィードバックもなしにまた同じシーンが繰り返される・・・などです。仕事をスピーディにできてしまう優秀な方ゆえに、起こりうるシチュエーションです。この場合、後輩メンバーが業務を失敗したり、業務の遅延をもたらしたりすることはないかもしれませんが、その業務をすることにより成長できるかもしれないチャンスを、（幹部候補生は良かれと思っていたにしても）奪ってしまうことになりかねません。中間層メンバーも適切な教育を行うことにより、幹部候補生にステップアップすることが可能ですから、適切な教育・指導ができるような組織づくりをすることは、組織全体の成長、ひいては企業の成長に繋がっていきます。

よって、このような事態を減らし、組織全体がさらに一歩レベルアップするために、幹部候補生が幹部に生まれ変わるような「マネジメント育成プログラム」が必要なのです。

少々前段が長くなりましたが、すなわち、歯科医院を経営される経営者の皆様においては、ある一定数（ここでは最低でも１０名以上を想定）の従業員の皆様が勤務されている場合は、
トップ2割のメンバーを幹部候補として育て、その他の8割のメンバーを引っ張ってもらえるように教育の機会を持っていただきたいのです。その決断は経営者にゆだねられています。

 №2アカデミー開講

この度、船井総研歯科グループでは、この幹部候補生を幹部に育てるための『№2　アカデミー』を開講しました。単なるマネジメントの上手な優秀層を育てるプログラムではなく、経営者の目線に立って、8割のメンバーをまとめあげ、育て、組織を牽引できるような超一流の幹部（経営者の右腕）を育てるプログラムです。

経営者の目線の一つに、歯科医院の売上・原価・利益・生産性などの視点がありますが、幹部には、この数値的な目線をもってして、メンバーマネジメント（育成）をできるようにカリキュラムを組んでいます。

さて、ここまで長文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
詳細は下記のＵＲＬをクリックして、ご覧ください。

★歯科医院の明るい未来のために
～院長の右腕を育てる　№2アカデミー～

皆様が経営される歯科医院が、組織力を強化して、今後さらに持続的に成長しつづけるために・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：齋藤

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