2025年問題を打破する!「集める」思考から「育てる」思考へ
- コラムテーマ:
- マネジメント(評価 モチベーション)
皆さん
こんにちは。歯科コンサルタントチームです。
残り2016年も2ヶ月と少しです。
セミナーやFDIの場でこれまでもこれからも何度もお伝えすることとなりますが私たちは2025年問題に生き残る歯科医療機関を創ることがミッションです。
2025年問題、一言で言うと少子高齢化・人口不足に伴う社会問題です。
この問題を歯科医院でどのように乗り越えるために考えるか。
「集める」
という思考から
「育てる」
という思考にシフトすることです。
人不足ということは、歯科医院にとっては
・患者不足
・働き手不足
の両面に影響します。
減るということは、患者様を集めるためにも、働き手を集めるためにも商圏拡大が不可欠です。
商圏拡大するためには「圧倒的差別的要素」がなくてはなりません。
ここまでの話は今までもお伝えし続けて参りました。
この考え方と並行して「育てる」という考え方を持つことがこれからは必要です。
患者様からの要望で多いニーズは
・痛みがある歯だけを治してほしい
・早く安く治療してほしい
でしょう。
このような患者様は今までは無意識に早い段階でスクリーニングしてしまい、情報発信を怠り、デンタルIQが高まる機会がないため、いつまで経っても意識が低い患者で終わってしまいます。
これからは上記のような要望を持った患者様の中でも「丁寧な」「的確な」治療を希望される人は、IQが高まる環境を作ることが大切です。
それが私たちが提言している「リスク管理検査」であったりするのです。
働き手に関しても同じです。
働き手の多い動機が
・近い職場で働きたい
・人間関係の良いアットホームな職場で働きたい
というのが多いでしょうが、その中でも「せっかく働くなら楽しく、やりがいを」持ちたい人は、モチベーションがあがる環境を作ることが大切です。
それが教育のカリキュラム化であり、メンター制度やトレーナー制度、全員主役型組織であったりするわけです。
これからは内部整備ができていないと、「患者不足」「働き手不足」は永遠に続きます。
「育てる」内部環境が整うと結果として「集まる」流れができるでしょう。
集めることを目的とした「増患のための広告」「採用のための合同説明会」をする前に
自分の医院は集まったときに「育つ」環境は整っているか?
と自問自答してみてください。
◾️この記事を書いたコンサルタント
歯科コンサルタントチーム
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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