面接で応募者を見極める面接方法
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- マネジメント(採用 教育)
こんにちは。株式会社船井総合研究所 歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
面接で人材を見極めるひとつのポイントについて書きます。
面接では、過去の仕事でどんな仕事をしていたか、どのような難易度の仕事で、
どのくらい創意工夫をしていたか、という事実について聞くことが重要です。
過去の仕事内容や、やっている仕事のレベルはごまかしがきかないものです。
面接では自分をよく見せようという意識がどうしても働きます。
しかし、過去の仕事で実際にやってきたことは、よく見せることができませんし、深く質問していくと、
どのような問題意識で働いていたかということが浮き彫りになってくるのです。
例えば以下のような質問です。
「前職でのお仕事内容は、どのようなお仕事内容をされていたのでしょうか?」
他にはこのような質問も応募者の力量やタイプを見極める質問といえます。
「前職のお仕事の中で、ご自分が学び取って、身についた技術やノウハウは何かありますか?」
この質問では仕事を通じてどのような具体的なノウハウや成長ができたか、ということを知ることができます。
指示待ちの仕事スタイルで取り組んでいるようであれば、答えることができない質問です。
逆にこちらが惑わされる質問はこのような質問です。
「歯科医院の仕事内容は大変なこともありますが、あなたの意気込みを聞かせてください。」といった質問です。
このような質問に対する回答は非常に判断が難しいことが多いのです。
これは何も、応募者がウソをついたりするというのではなく、やる気や意気込みというのは個々人によって差がある、主観的なものであるという事実です。
例えばAさんは、残業を全く厭わず、自宅に仕事を持ち帰って仕事を行うのもやる気の表れでしょうし、
Bさんは仕事は医院の中で完結させ、家には決して仕事を持ちかえらない、ということがあったとしましょう。
これは明らかに仕事に対するやる気の違いがあると客観的には見えますが、Aさん、Bさんともに「私は仕事に対してやる気があります。」という話をおっしゃったとすれば、その意欲自体は事実であり、「やる気」という言葉の基準の差である、ということがいえます。
したがって、主観的な判断で答えられる、質問というのは、実際には有効ではないといえます。
本当のやる気や意欲は全て、その人が今までやってきた人生、あるいは仕事の中に表れているのです。
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◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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