肩書きはあっても期待した役割にはほど遠い・・・。そんなスタッフに悩んでいる先生方へ

2025年05月12日 (月)

コラムテーマ:
未分類

皆さま、こんにちは。
船井総合研究所の榎本 徹也です。
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

突然ですが、
皆さまの医院は、院長を除いて在籍しているスタッフの人数に対して、
20%以上が主任、チーフ、リーダー、マネージャーなどの役職者に
なっているでしょうか?

また、このような役職者、いわゆる管理職の方々に対して、
明確に達成してほしいこと、担ってほしいこと、できるようになってほしいことは、
言語化できているでしょうか?

チーフ、主任、マネージャーなどの人数が足りていない、もしくは言語化できていない
どちらかに片方にでも当てはまった方は、
どのような役職者が必要なのかと
実際にどのような役割を任せればいいのかのご紹介している
本メルマガをぜひお読みください。

このメルマガをヒントにしていただければ、
毎年平均120%の成長を続ける歯科医院が実現できている
役職者が院内のマネジメントや診療を支えてくれていて、
院長、理事長が経営者業に時間を割くことができる体制に近づくことができます。

上手くいっている歯科医院が管理職に求めていること

すでにご存じかとは思いますが、経営学の理論の基本では、
「1人の管理職が直接マネジメントできる人数」は5〜7名が限界と言われています。
この5~7人を超えてマネジメントをしようとすると、
1人当たりにかけられるマネジメントの時間と質が低下し、
「施策が進まなくなる」
「医院への帰属意識が低下する」
「キャリアへの不安が高まる」
など、様々な問題が生じます。

その結果、離職率の悪化や施策の停滞を招き、
業績の減少や停滞につながる可能性があります。

このような経営リスクを回避していき、持続的な安定成長を果たすためには、
管理職の存在が不可欠になるのです。

文章量の都合でチーフ・主任までとなりますが、
どのようなことを任せて、どんなスキルを身に付けてもらうことが理想なのか
参考として下記にまとめています。
※コラムページに「マネージャー」「副院長」についても記載しておりますので、ぜひご覧ください。

——————————————
<チーフ・主任(・副チーフ・副主任)>
チーフ・主任は、特定の職種のトップで、
部下に5~7人のスタッフがいる立場です。
多くの歯科医院では、まずチーフ・主任から役職を作ることが
多いのではないかと思います。
また、スタッフ数が25人位を超えてくると、
一職種当たりのスタッフ数が増えるため、
副チーフ・副主任という役職も生まれてきます。

◆求める仕事、役割
・新卒、中途スタッフのスキル面とマインド面の育成
・教育担当の教育とフォロー
・新卒、中途スタッフのメンタルフォロー
・医院で決まった施策の実行
・日々の行動の率先垂範
・プロジェクトチームの推進

◆求めるスキル
・コミュニケーションスキル
・ヒアリングスキル(傾聴力)
・情報翻訳スキル(言葉の伝え方)
・時間管理スキル(タイムマネジメント)
・報連相
・アンガーマネジメント
・リーダーシップ
・ティーチングスキル
——————————————

一番重要なことは、冒頭にも記載した通り、
皆さまの医院の組織や成長フェーズにあった役職ごとの
求める役割やスキルが言語化されているかどうかです。
また、求める役割やスキルが明確になっていても、
現場での診療に追われ、管理職・役職者としての時間を十分に確保できないスタッフも少なくありません。

では、教育体制はどうすればいいのか?
教育に関しては、経験をすることが何よりも大切です。
ある理論によると、
人の成長は、
経験:アドバイス:書籍・研修=7:2:1
の割合で構成される

といわれています。
つまり、まずはとにかく経験をし、
その上で、院長、理事長が役職者候補、役職者に適切なフィードバックを行うことが
何よりも大切です。

組織規模が50人を超えるまでは、
経営者が優秀なスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、
経験と振り返り(アドバイス)の機会を設けることが、成果を出すための最短ルートといえます。
まずは実践してみましょう。

とは言っても、簡単ではないことも多くあると思います。

「役職者に求める役割やスキルが明確になっていない」
「言語化はできているものの、日々の業務に落とし込めていない」
という状況や、
「役職者に任せてみたものの、期待したような組織になっていない」
「役職者が成果を意識せず、現場の意見を取りまとめるだけになっている」
といった悩みを抱えている方々も多いのではないでしょうか?

そのような皆さまにぜひご紹介したいのが、
経営の左腕と臨床の右腕を育成することに成功し、
県内トップクラスの歯科医院になってからも成長を続ける
医療法人彩優会様です。

ご好評いただいたリアル開催セミナーの動画を、
オンラインセミナーとして配信いたします。
今回は、理事長の佐々木先生のお話はもちろん
マネージャーとして経営幹部を務める
歯科衛生士のスタッフさんにも講師を務めていただき、
マネージャーの考え方や仕事内容について、具体的にお話いただきます。

より生々しい内容のセミナーですので、ぜひご参加ください。

マネージャー・副院長の役割とスキルについて

<マネージャー>
マネージャーは、チーフからさらに1つステップアップし、
医院全体を統括するような立場になっていきます。
経営面での院長、理事長の右腕のような立場のスタッフです。
30人以上の組織規模になるとマネージャーのような位置づけのスタッフがいると
経営が安定してくるようになります。

◆求める仕事、役割
・教育担当の教育とフォロー
・新卒、中途スタッフのメンタルフォロー
・経営者が考えていることをくみ取り、現場のスタッフたちに伝わる言葉で落とし込む
・プロジェクトチームの成果をさらに高めるPDCA管理(進めるだけでは足りません)
・医院の仕組みのアップデート、もしくは新しい仕組みの構築
・現場からの声に対して、対応できるものは自身で対応し、難しいものや深刻なものだけを経営者に上げる橋渡し

◆必要なスキル
・プレゼンテーションスキル(提案力)
・問題解決・課解決スキル
・批判的思考スキル(クリティカルシンキング)
・論理的思考スキル(ロジカルシンキング)
・状況把握スキル
・感情認知スキル
・面談スキル
・1on1ミーティング
・フィードバックスキル
・コーチング
・モチベートスキル
・情報翻訳伝達スキル
・施策立案、評価、改善スキル
・巻き込みスキル
・落とし込みスキル

<副院長(歯科医師の場合)>
副院長は必ずしも歯科医師である必要はありませんが、
今回はわかりやすく歯科医師の場合でご紹介をします。

◆求める仕事、役割
・院長が現場にいなくても医院が1日診療ができるようになる
・後輩ドクターの育成サポート
・特定の領域で院長と同程度の技術を身に付け、業績に貢献をする
・経営者が考えていることをくみ取り、現場のスタッフたちに伝わる言葉で落とし込む
・プロジェクトチームの成果をさらに高めるPDCA管理(進めるだけでは足りません)
・医院の仕組みのアップデート、もしくは新しい仕組みの構築
・現場からの声に対して、対応できるものは自身で対応し、難しいものや深刻なものだけを経営者に上げる橋渡し

◆求めるスキル
・臨床スキル(月500万以上安定して出せるスピードと技術など)
・教育スキル
・フィードバックスキル
・感情認知スキル
・コーチング
・モチベートスキル
・情報翻訳伝達スキル
・施策立案、評価、改善スキル
・巻き込みスキル
・落とし込みスキル

臨床とマネジメントの幹部育成に成功!スタッフ自立型組織へ
「臨床の右腕」「経営の左腕」を育成し、脱トップダウン経営へ!これからの理想的な歯科医院経営を徹底解説


▼開催日時
5月11日(日) 10:00~12:30
5月21日(水) 10:00~12:30
5月28日(水) 10:00~12:30

オンラインで配信

◾️この記事を書いたコンサルタント

榎本徹也

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