治療技術は患者には本当にわからないか

2010年12月14日 (火)

コラムテーマ:
院内マーケティング

こんにちは。 船井総合研究所  歯科経営コンサルタントの松谷直樹 です。

この10年間の中で歯科医院経営は大きく変化してきました。


そして今さらに変化しそうな兆候を私は感じています。

ホームページはこの10年くらい歯科医院の強化すべき

マーケティング手法として重視されてきました。

実際にホームページを強化することで患者数が増える事例は数多くあります。

その結果、現在歯科医院のホームページは多くの医院が持つようになり、

患者はホームページをたくさん見ることで情報過多になり、

医院をホームページだけで選択できなくなっているように私は感じています。

あるいは、患者には治療技術は分からないので、

接遇や患者対応を強化しておけば患者は増える、

という理論も広がってきました。

例えば上記の2つの手法には、治療の技術的な側面は重視しなくとも、

患者が集まるという観点からのアプローチだったと思うのですが、

そのような時代は終了しつつあると感じています。

一点は医療従事者として、治療の技術が高いことが患者にとって

最も優先順位の高い提供サービスであることです。

もう一点は口コミの多い医院は明らかに治療の技術的な側面で

来院されている患者が多い、増えてきたことです。

私たちは10年、20年あるいは、継承を考えたとき数十年単位で

そのエリアで医療サービスを提供するわけです。

そのようなことを考えたときに、短期的に患者が増えることよりも、

長期的に患者に支持され続ける医院作りを考えなければなりません。

そんなときに治療技術を第一優先で考えることが

実は遠回りに見えて最も有効な経営ノウハウだと感じています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブログ内容へのご質問、歯科医院コンサルティングの質問等は下記アドレスまでお願いいたします。

matsutani@funaisoken.co.jp

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×