歯科医院経営ブログ・訪問歯科への参入傾向と成功ポイント

2012年11月27日 (火)

コラムテーマ:
時流予測

今日は朝一で羽田から大阪に移動し大阪で2つの歯科医院でコンサルティングでした。



最近、訪問歯科に取り組みたいという医院さんが増えてきているように感じます。



10年前の訪問歯科参入ブームというようなものがあったかと思いますが、外来が厳しくなるにつれ、改めて訪問に目を向けている医院もあるのではないかと思います。



しかし、既に施設系は基本、歯科医院が入っており、そこを開拓したり、新規の営業活動も大変なことから、居宅を強化したいというのが今回の参入医院の目標としてあるように思います。


この話の中で個人的に思うのは、業績が悪いから業績をあげるために訪問を行うというスタンスで取り組もうとしている医院は上手くいかないということです。


コンサルティング先のなかで何医院か訪問歯科をされて成功している医院がありますが、もれなく、業績をあげるために訪問をしていなくて、患者のための訪問歯科をしていることです。


具体的に言えば、こだわってきっちりとした診療を心がけたり、データ取得にも熱心です。


例えば、往診に行く前と行った後で、誤嚥性肺炎の発症率の変化データを取ったりしている方もいます。


業績をあげるために往診に取り組む医院は多少難易度が上がると、継続できなくなるのだと思います。


そもそも、医院の業績をあげるために往診に伺うこと自体、患者に失礼なのではないかと思います。


外来と同様、訪問歯科においても、患者志向の医療を提供することが最も大切なことであり、最大の成功ポイントでしょう。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×