歯科医院経営ブログ・歯科医院のランキングサイトに対する考え方

2012年10月13日 (土)

コラムテーマ:
開業

東京から大阪に帰る途中です。


歯科医院業界では、以前より、エリアごとの歯科医院のポータルサイトが多数存在します。


中には、医院をポイント等でランキング化し、順位をつけていることもあります。


医院にランキングをつけること自体の良し悪しはここでは論じませんが、実際に存在しています。


私のお付き合い先の医院でもそのエリア内で1位になっていることもあるのですが、こういったランキングサイトの効果は高く、それらを見て実際に患者さんが多数来院されています。


患者さんの歯科医院選びの指標になっているということだと思います。


言い方を変えれば、順位が上がれば患者を誘引することもできるわけです。


私はこういったランキングサイトで、順位が上がったり、1位になることは基本的にはよいことだと思っています。


一方で注意をしなければならないこともあります。


それは、こういったサイトをみて来院される患者さんは期待が非常に高いということです。


そのエリアの中で一番の歯科医院はどのようなところだろうと、考えて来院されます。


その高い期待値を下回れば、かえって不満足患者を増やすことになります。


従って、こういったランキングサイトで上位に行けばいくほど、医院のクオリティを高めるということとセットで考える必要があるということです。



いうなれば実力以上に評価されてしまうということのないようにする必要があるということです。


こういった考え方でランキングサイト、ポータルサイトを見ている院長は確実に強い医院を作られると思います。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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