歯科医院経営ブログ・心のゆとりを持って仕事ができるようにするには?
- コラムテーマ:
- 自費診療 (増患 集患)
今日は岡山の歯科医院さんでコンサルティングでした。
院長が心の余裕を持って診療にあたれるのか、心の余裕がない状態で診療を行うのか、これは非常に重要なことです。
端的に言えば、損益上も利益が出て、通帳にもしっかり、キャッシュが残る状態が続けば、余裕が出て、視野も広がります。
反対に、患者数が減り、残高も減っている状況だと視野が狭くなり、悪循環に入る可能性が高くなる。
スタッフにも余裕を持って接することができなくなってきます。
具体的には、人員を増やしたり、給与を増やしたり、福利厚生を充実させたりといった本当に重要なことができなくなり、あるいは今以上に仕事を与えて結果を出そうとあせる気持ちも出てきます。
これらは上記のような金銭的な状況が頭の中に常にあると、わかっていても、なかなか余裕をもてないというのが正直なところだと思いますし、経営者であれば当然の思考回路だと思います。
私は否定することができません。
ここで大切なのはどのような、方向で、どこに向かうかという目標設定でしょう。
数値的に言えば、自費率を50%程度を維持することが有効な目標でしょう。
自費率50%は医院雄長所を磨いた上で、適切なマーケティング手法を取れば、決して難しいことではありません。
自費率50%あれば、スタッフを増員することができますし、診療時間を短くすることも可能になってきます。
結果として、長期的なことを考える時間的な余裕も出てきます。
売上が伸びても、利益が残らなければ、ある意味その余裕のないスパイラルから抜け出れないということになってしまいます。
そういった場合はどこかで方針転換を図っていく必要があります。
ただし、期間的には最低1年以上はかかる大きな仕事になってくるでしょう。
◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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