歯科医院経営ブログ・医院の方向性を定めることの重要性

2012年09月24日 (月)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

今日は新潟に来ています。


歯科医院経営で大切なことは、医院の方向性を決めるということだと思います。


方向性とは、簡単に言うと、「どのような医院を作るか」、という直近1年~3年くらいのイメージです。


具体的には、


例えば衛生士を5名にして、予防ユニットを4台作りたい・・・


例えば歯周病専門外来を作って、専門的な治療をしていきたい・・・


例えば、徐々に自費を増やしながら自費主体の歯科医院にしたい・・・


例えば、院長のみが見れる範囲で診療し、医院を拡大しない・・・


例えば、地域で一番規模の大きなブランド力のある医院にしたい・・・


等々色々なパターンが考えられます。


文字で書くと簡単ですが、意外と明確にイメージするのは難しいと思います。


なぜなら、歯科医院の場合、必ずしも売上向上が目的ではなく、様々な成功モデル、パターンが存在するからです。


好調な医院や院長先生はこのイメージをはっきりと明確に持っていることが多いです。


反対に良くないパターンはこのようなパターンです。


・患者さんが増えてきたのでユニットを増やした・・・無計画なユニット増設


・患者さんが減ってきたが、なぜ減ってきたのか分からない・・・打ち手が打てない


・患者が増えて、スタッフも増やしたため、収益が減って経営が苦しい・・・経営を考えていない人員体制


要は自分が意図していない行為や結果に結びついている場合は要注意だと思います。


目指すべき未来、将来を思い描くことではじめて理想の医院が作れるのだと思います。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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