歯科医院経営ブログ・スタッフマネジメントの最大のポイントは既存スタッフ教育(2)
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
前回の続きになります。
前回の内容はこちら
既存スタッフ、特に新人を教える先輩スタッフの教え方を工夫することがスタッフマネジメントをスムーズに行うポイントだと思っています。
一点は、知識のない人、なかなか新しいことを習得できないメンバーに対する教え方、すなわち、教育法にあります。
一般的に歯科医院で数年働いており戦力となっているスタッフ、教える側のスタッフは、いわば何でも仕事ができてしまうエリートです。
1つ教えてもらえればある程度先読みできる人にとって見ると、そうでないスタッフに対してなぜできないのか、悩んでしまうことが多いようです。
そのような場合、「教え方」を学んでもらうことが大切です。
例えば、メモの取り方です。
多くの場合、仕事が習得できない人はメモの取り方が上手でない傾向があります。
教えてもらったことが正しくメモできない時点で、遅れを取ってしまいます。
しかし、多くの医院ではメモの取り方までは指導していません。このような点に注意する必要があります。
もう一点は、新人スタッフのキャラクターを正しく把握することです。
新人スタッフと一言で言っても、コツコツ一づつ業務をゆっくりと学んでいく人もいれば、活発で質問を自分から出来る人もいます。
そのようなキャラクターによって、教える人も対応を変えるべきでしょう。
例えば、新人がコツコツタイプの人であれば、色々と教えたいことがあっても、ひとつづつ学ばせるほうが有効です。
可能であれば、新人と教育者は似たようなタイプの人を組み合わせるほうが、支援先の歯科医院を見ていると教育効果は高まるようです。
上記の2点をご注意いただければと思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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