歯科医院経営ブログ・スタッフマネジメントの最重要ポイントとは?

2012年11月08日 (木)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

今日は兵庫県でスタッフミーティングでした。

「スタッフマネジメントを上手くするにはどうしたらいいですか?」と聞かれることがあります。

私は「院長ではなく常に患者に視線を向けるようにすることです」と答えます。

例えば、定期健診の説明を患者さんにしてほしい、ということで、資料を用意して、説明してもらおうとするが、あまり取組みが進まないとしましょう。

このような場合、皆様はどのようにきちんと取り組んでもらおうと指導しますか?

「前決めたことだけど、きちんとできていないようだから、これからは患者さんにきちんと説明をしてね」という指示型のマネジメントの方法を取ることが多いように思います。

これで改善できたというケースは少ないようです。


一時的にやるようになっても、また元に戻ってしまう、ということも多いようです。

私の見るところ、スタッフさんは定期健診の説明をしたくないのではなく、その資料や説明内容に納得していないから、していないというケースが多いように思います。

ですから、このように話します。

「うちの医院が予防を一番に考えていることは知っているよね。だから定期健診には全員に来てもらいたいと思っている。でも来ていない現状がある。

定期健診の説明はどういうことを伝えたら、患者さんは受けようと思うようになるかな。

みんなが患者さんと接していて、分かりやすく伝えるにはどうしたらいいと思うか教えてほしい。

この資料を基にして考えてみよう。」

と患者目線でどのようなことを伝えたら分かりやすくなるか、ということを一緒に考えようというスタンスで接していくことです。


そこでスタッフさんが出してくれた結論についても、患者にとって分かりやすいか、伝わりやすいかという視点で良いか良くないかを判断することで、納得性を高めていきます。


患者にとってよいと思われることはやるべきで、そうでないことはしない、という医院メリットではなく患者メリットを中心にした考え方が上手にスタッフの能力を引き出す最重要ポイントだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12月9日(日)ドクターズライフ安心倶楽部「創」様主催のセミナーにてマネジメントをテーマにした、お話をさせていただきます。

ご興味ある方はご参加ください。


「スタッフの能力を120%引き出す法

~今どきスタッフの採用・育成ポイント」

http://www.seminars.jp/user/seminar_d.php?sCD=72105

☆このようなお話をする予定です

「スタッフ脳」と「院長脳」の違いを理解する 
・「スタッフ育成」の前に「スタッフ採用」に力を入れる
・スタッフ育成が上手くいっている院長の共通項
・「患者視点での経営」が院長・スタッフが一体化できるポイント
・スタッフに対する間違った対応ケーススタディ
・Aさんを育成するのではなくAさんが育つ文化を作る。(属人的な育成ではなく、育つ文化作り
・労働環境(有給・残業・退職金・試用期間等の各種規定)は無視できない時代になった
今後の歯科衛生士採用予測と対策



☆このような事例をご紹介する予定です
・常勤・パート混在の組織の中で院長の考えを浸透させているA院長の手法とは?
・スタッフ向けセミナーに100%参加していただいているB院長の手法とは?
・独自の採用・面接ノウハウで自院の文化に合致したスタッフを採用しているD院長
業界常識外の採用手法でスタッフを採用しているE院長の手法


☆この様なお悩みをお持ちの方におすすめです。
・現在のスタッフの能力をもっと発揮させたいという方
・スタッフ採用にお悩みの方
・スタッフマネジメントについて勉強したい方
・チーフスタッフを作りたいとお考えの方
・院長とスタッフと一体化した組織を作りたいという方
・情報共有をもっと促進したいと考えている方



☆開催要項

日程  2012年12月09日(日)

時間  13時30分 ~ 16時00分
講師 船井総合研究所 経営コンサルタント 松谷直樹

    株式会社インベストメントパートナーズ 上席コンサルタント 松原義恭

受付開始 13時00分
定員 20名
参加費 10,000円
会場 ブリーゼタワー8階
会場住所 大阪市北区梅田2-4-9
アクセス JR大阪駅徒歩8分、地下鉄四つ橋線西梅田駅徒歩3分
主催/ドクターズライフ安心倶楽部「創」、共催/株式会社インベストメントパートナーズ



☆お申し込みはこちらから可能です

http://www.seminars.jp/user/seminar_d.php?sCD=72105

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×