歯科医院経営ブログ・なぜ医院の業績は2極化するのか
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今日は東京で眼科クリニックさん向けの勉強会を行っていました。
ある先生とお話していて、医療業界全体が患者が集まって忙しい医院と、中々患者さんが来られなくて困っているという2極化してきている、という話になりました。
医療業界は参入障壁も高いし、保険治療に関しては料金的な差異もありません。
理論的には全ての医院にまんべんなく患者さんが来られるはずです。
しかし、なぜ2極化するのか、というと、それは、「患者さんがよりよい医療を受けたい」という一点に尽きると思います。
従って、よりよい医院に通いたいという欲求とともに、クリニックを選別するようになるわけです。
それは、接遇のよい医院、技術力の高い医院、説明をしっかりしてくれる医院、アフターフォローがしっかりしている医院、ということになってくきます。
当然殆どの医院はそれを達成しようと努力されるでしょう。
しかし、実際には2分化されていきます。
そこで私が思うのは、院長先生のスタンスの違いです。
実際に患者さんが多数来られている院長にはいくつか共通項があると感じます。
その一つとして間違いなく、言えるのは「勉強熱心」だということです。
それは経営の勉強ばかりではなく、技術勉強にも熱心だということです。
この勉強熱心という言葉をさらに分解すると、自分に直接関係のないことでも、知ろう、学ぼうという素直なスタンスが顕著です。
反対に中々患者さんが来られていない先生に共通するのは、自分に関係の無い(と思い込んでいる)ことは関心が無く
とにかく、直接関係のあることだけ、言ってくれればいいというスタンスです。
後者の場合は中々結果につながりません。
これはおそらく、入ってくる知識や情報が特定化されるため、自分の医院にとっては本当に大切なことかもしれないが、最初の段階で、必要ないと思い込んでいるため、自分のフィルターにひっからず、スルーされてしまうからでしょう。
多くの院長先生との出会いの中でそのような傾向があるように思います。
◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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