歯科医院の適切な目標設定について

2009年01月06日 (火)

コラムテーマ:
業務効率化

 
こんばんは。株式会社船井総合研究所  歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。


年始にあたって本年の計画を立てられた医院様も多いと思いますが、どの程度の目標設定をするのが適切なのでしょうか。


例えば、1年間で売上を2倍にしたいという目標を立てられる医院様もあると思いますが、1年間で2倍というのはおそらく少し無理がある目標と思います。




といいますのは、もちろん、昨年の売上が少なければ、可能性もあるとは思いますが、通常歯科医院で2倍の売上になるということは、患者数も2倍近く増えるということですから、医院のスタッフ人数、チェア、対応力なども2倍程度にしないといけないということであり、実際にはオペレーション的な面での相当な負担がかかることになり、業績を上げすぎることで、問題になるかもしれません。




昨年、私達は、複数年顧問をさせていただいている、支援先30院の3ヵ年くらいの業績の上昇率の平均値を算出してみたところ、平均130%というデータが出てきました。




年商規模でいいますと、2500万の医院様から2億円以上の医院様までが入っていますので、多少のばらつきはあると思います。


また顧問先では相当の経営ノウハウを活用して、活性化を行いますので、130%アップという結果が出ていますが、


通常目標設定をするのであれば、120%程度を目指されると、スタッフさんにもそれほど負担をかけず、安定成長できるのではないかと思います。


 

 
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◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

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売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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