歯科医院における技術力VS接遇力論争

2010年08月25日 (水)

コラムテーマ:
院外マーケティング

 
皆様、こんにちは。
船井総研 メディカルグループ 歯科コンサルタントチーム。
今、こつこつとクライアント様の資料を作っていますが、
息抜きに、本日はもう一つお伝えさせていただきます。
私は、セミナー等で、よく
「技術面は患者さんからすると比較しにくいが、接遇面は患者さんは比較しやすい」とお話します。
最近、私が言っていることは「やっぱり正しい」と2件の歯科医院に治療にいって、身を持って実感しました。
1件は複数のドクターがいる法人で、私は院長ではなく、勤務医ドクターに診てもらっていました。
技術面はそこまで高くないようですが、しっかりと説明してくれますし、スタッフの接遇面はよいです。
もう一方の医院は、院長と非常勤ドクターでやっている医院で、技術面は受診した限り、院長先生の腕は抜群だと思います。
しかし、院長先生は置いておいて、非常勤ドクターやスタッフの接遇面は悪い。
さて、この両極端な歯科医院。
どちらを人は好むでしょうか。
私は、前者です。
というよりも、後者の医院は、なぜ接遇力、説明力を医院全体として上げていかないのかが不思議でなりません。
なぜなら、教育は時間はかかるが、お金はそこまでかからないのですから。
技術面はあるにこしたことはないですが、
今の時代は、患者さんと医院の信頼関係を築くことが一番重要です。
クレームは、なぜ起きるか?
信頼関係が築けていないからです。
患者さんが信頼していたら、多少スタッフがお釣りの間違いをしても、クレームまでには発展しにくいでしょう。
いまは、「ドクター>>患者」の立場の医院は、流行りません。
「ドクター=患者」となるような関係性を創り上げてください。
本日も御忙しい中、お読みいただいている方、本当にありがとうございます。
心から感謝しています。
 

 

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×