歯科医院の受付のシステム化について
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こんばんは。
株式会社船井総合研究所 歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
今日は、シリーズものは一旦休憩しまして、先日出張先であった2つのことをお話したいと思います。
埼玉に行った際に、次の顧客のところまでに行くまで少し時間がありましたので、某ハンバーガーチェーン店で時間をつぶすことにしました。(最大手チェーンではありません。)
620円のメニューでしたので、1020円を支払ったところ、
スタッフさん「600円のお返しになります」
私「(何も考えず)はい」といってつり銭をもらったのですが、
本来ならつり銭は400円のはず、200円のつり銭間違いだったのでした。
私は会計が終了し席についてからそのことに気づきましたので、タイミングを逃してしまい、結局自分から言い出すことができませんでした。
結果的に得をしたからかもしれませんが・・・。
このスタッフさん、笑顔がよかっただけに残念でした。
その後、仕事を終え、宿泊予定のホテルのある品川まで移動しました。
夕食をとっていなかったのですが、夜12時くらいでしたので、近くの某大手コンビニで、晩御飯を買うことにしました。
ざるそばとおにぎりとお茶と靴下を購入し、
スタッフさん「623円になります。」
私「(何も考えず)はい。・・・
・・・うん、何か安いぞ。」
そうです。ざるそばのレジ会計をしていなかったのです。
(本来なら900円いくらの会計でした。)
これについてもすっかり後で気づいてしまい、言い出すことができませんでした。
しかし、上記の両店長さんは、頭を悩ましているんだろうなあ、と心配になってしまいました。
ここで考えないといけないのは、このようなスタッフがいつ我々、歯科医院スタッフとして雇用することになるかわからないということです。
この2つのことから、「最近の人材のレベルの低さ」といった面を否定することはできないと思います。
確かにそのとおりなのですが、それを指摘しても始まらないわけで、我々としては、
どのようなスタッフさんであってもある程度対応できるような「受付のシステム化」を考える時代に入っているのだと思います
具体的にはつり銭間違いに関しては、昼1回夜1回、レジを別人が締めるといった対応は一般的になりつつありますが、つり銭が自動的に出てくるレジなどを検討することも必要かもしれません。
また、同時に従来よりも業務マニュアルの精密化を行うことと受付教育の徹底が必要だということ。
そして何よりも、よい人材を採用する採用力の強化が大事ですね。
よい人材を採用するためには、
1)医院のブランド化を図ること、
2)他院よりも高い給与を出せるような医院経営の安定化をすること、
3)福利厚生の充実を図ることが遠回りに見えて、実は近道なんだとも思っています。
先日のハンバーガー店とコンビニスタッフの事例からそんなことを感じました
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◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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