ある医院さんの事例(1)
- コラムテーマ:
- マネジメント(採用 教育)
こんばんは。
株式会社船井総合研究所 歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
今日は関東方面のある医院さんにアドバイスさせていただいた事例をお話したいと思います。
仮にA医院さんとしましょう。
当時(約3年前)レセプトは500枚、チェアは5台、スタッフさんはDH4名、受付助手1名という体制でした。
先生から相談をいただいたのは以下のようなお話でした。
・院長の考えが伝わっていないような気がする。
・スタッフが何を考えているかがわからない。知る仕組みが無い。
・言えばやってくれるがどうもスタッフのやる気が感じられない。
・ミーティングをやってみたいが、うまくいかないような気がする。
・スタッフを増やしたい
といったことでした。
私は「ミーティングをするのはよいことですが、今の段階で行ってもうまくいかないかもしれませんね。まずはスタッフさんが何を考えているか把握することのほうが大切です。関係作りをしてからミーティングをしても遅くはないでしょう」というお話をし、1年くらいかけて改善していくことを以下のようなスケジュールをおおよそ、立ててお話しました。
改善の方向性として、
①スタッフヒアリング分析
②院長に伝達・改善
③医院理念の伝達
④患者アンケートの実施
⑤ミーティングの開始
⑥DH新人採用
⑦DH教育
⑧代診Drの加入
⑨マニュアルの製作
⑩チーム制度の導入
それぞれ、見ていきたいと思います。
続きは次回に・・。
経営のご相談ご質問、、コンサルティングの質問等ありましたらmatsutani@funaisoken.co.jp
㈱船井総合研究所 メディカルグループ 松谷直樹あてまでお願いいたします。
◾️この記事を書いたコンサルタント
松谷 直樹
売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。
◾️監修コンサルタント
歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター
松谷 直樹
2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。
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