【新人教育】成功する方法

2016年03月09日 (水)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

皆さんこんにちは
船井総合研究所の歯科チームです。
季節はもう3月。もうすぐ新しいスタッフさんを迎える医院様も多いのではないでしょうか?
今日は新人教育を成功させるために必要な準備についてお伝えさせていただきます。
 
 
(1)教育スケジュールを作成しよう!
まずは新人スタッフに対し、何をどの順番で、いつまでに教えるのか、そしていつまでにスキルを習得する必要があるのか
たな卸しを行いましょう。最初の研修期間は医院によってばらつきがあるかと思いますが、各職種ごとスタッフさんの協力を
得て、何をいつ教えるのか教育スケジュールを作成することが第一ステップといえます。
その際は医院の人員体制や忙しさも加味しながら優先順位をつけましょう。スケジュールは具体的に、
1ヶ月目の1週目、2週目と一週間ごとに身に着けるべきスキルを区切って見える化しておくと、教える側も教えられる側も
何をすべきかが明確で安心できます。
 
(2)スキル習得のチェックは教育担当者+院長先生で
これに関してはすでにされている医院様も多いかと存じます。
スキル習得は教育スケジュールに伴って教育担当者が見てOKなら、先生に最終チェックをいただく形がベーシックです。
ある程度経験のあるスタッフであればその医院で必要とされているやり方、雛型できちんと教えることができると思いますが、
どの程度教育スケジュールが進行しており、それぞれの新人さんの傾向や得意不得意を把握しておく上でも
二段階のチェック体制にすることがよいと考えられます。
 
(3)新人教育担当二人制がオススメ
近年では、新人さんに担当者がマンツーマンでついて教育する医院様が多いようですが、新人さんからすると、
「担当の人がいなかった(忙しい)ときに誰に聞けば分からない」
「担当者以外の人には遠慮して聞きづらい」
「担当者がいなかったときに他の人から教えてもらったやり方を、後に担当者から間違いだといわれた」
などという戸惑いがあるようです。
特に忙しい医院様や、シフト制のところに関しては教育担当を二人制にすることをオススメしています。
この場合、原則としてメインの担当者がマンツーマンで教え、担当者が忙しく手が離せないときや、不在の際にサブ担当者が
指導を行い、後で教育担当者同士で何をどう教えたのか進捗状況を申し送りを行います。
普段から誰に対しても質問しやすい環境・雰囲気づくりは重要ですが、担当者を二人制にすることにより、
「今日は忙しくで教える予定のタスクができなかった」ということを減らし確実にスキル教育をすすめるとともに、
新人スタッフが質問しやすい環境をつくることができます。
また、メインとサブの申し送りの時点で対応・指導方法が違った場合医院としての雛形を見直す機会にもなるため
しっかりとした教育システムづくりにはよい影響があるといえます。
 
(4)小さなことでも「ありがとう」を意識しましょう
新人スタッフの成長スピードを早めるためには、早い段階から組織の中での立ち位置をつくってあげることが必要です。
特に女性の場合は自分が組織の中でどんな役割が求められているのか、きちんとそれが果たせて組織から承認されているのか、
意識している場合が多いです。 特に新人スタッフさんの場合は不慣れなうちの小さなミスでも落ち込みやすく、
自信をなくしてしまうこともあります。そのため、できて当たり前のこと、頼んでやってくれたことに対しても
「やってくれて、ありがとう。助かったよ」
とその人の働きを認めてあげる言葉かけを意識することで、新人スタッフが小さなことでもチームに貢献できていることを
言葉で伝えてあげることが重要です。
 
新人スタッフの受け入れの前に医院全体でどんな風に接するべきか話し合って、意識することを決めておくことも大切です。
上記のことをふまえて、ぜひ新人さんが長く定着する組織づくりの最初のステップにしていただければと思います。
 
 

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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