【保存版】矯正市場の2024年振り返りと2025年時流予測
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いつもお世話になっております。
船井総合研究所、歯科ユニット チーフコンサルタントの
佐藤 隆明でございます。
お忙しいところ、こちらのメールマガジンをご開封いただき、
誠にありがとうございます。
こちらのメールマガジンを開封いただいた先生方につきましては、
・矯正歯科を医院の柱にしている
・矯正の患者様を増やしたい/最近減ってきたと感じる
・まだ矯正には注力していないが、いずれはやらなければと感じている
という先生方かと存じます。
2024年、矯正市場は転換期を迎えました。
お付き合い先の先生方からも、
「矯正主訴患者減ってきたな…」
「周りに矯正歯科増えてきたな…」
「矯正相談で来院があっても成約しないな…」
という声を数多くいただきます。
こちらのメールマガジンでは、
・今の矯正市場がどのようになっているのか
・そして、今後どのような対応が求められるのか
をお伝えいたします。
今、矯正歯科に力を入れている先生方も、
まだ矯正歯科には取り組んでいない、あるいは力を入れていない先生方も、
ぜひご一読いただけますと幸いです。
▼歯科業界の現状
一昨年より本メールマガジンでお伝えしている内容となりますが、
今、歯科業界では、
・歯科診療所数の減少
・歯科診療所の開設数が減少し、廃止数が上回る
・日本人口の減少(2024年、出生人口は過去最少)
・8020の50%以上達成
・小児のう蝕有病率の減少
・高齢者の残存歯数が増加
・日本の生産年齢人口の減少
・歯科資格者、非資格者問わず求人倍率アップ
と、『集患難』『採用難』はより進み競争はさらに激化し、
結果、個人事業主が減少し医療法人が増加、つまり二極化が進んでおります。
そして、この流れは今後も加速していくと予想されます。
矯正患者様の集患においても、多くの先生方から『広告費をかけても患者数が増えない』というお声をいただいております。
一方で、矯正患者数は厚生労働省の患者調査により
2017年から2020年にかけての3年間で3.6倍まで増加しているという発表がございました。
次の発表が2024年12月下旬とのことですが、直近の検索ボリュームや主要歯科医院様の矯正来院数を鑑みると、おそらく横這いなのではと推察しております。
これらの情報から、
『矯正需要は高止まりしており、矯正歯科へ参入する医院が増えた結果取り合いが激化する』
という仮説が得られます。
※歯科医院数は減少しているが、それ以上に新規矯正参入医院が増えている状態。
※※※※※※※※※※
2024年12月に最新の厚生労働省患者調査結果が公開されます。(本メールは2024/11/1検討状況)※※※※※※※※※※
▼矯正歯科のイマ
自院に矯正患者様が来てくださるかは
1)分子:需要の数(そもそも矯正したい人がどれほどいるか)
2)分母:供給の数(矯正歯科の数はどれほどあるか)
により基準値を算出することができますが、
1)分子:需要の数
については
・日本人口の減少
・コロナ禍などの矯正特需の終了
によりこれからは下降トレンドに、
2)分母:供給の数
については
・矯正歯科に取り組む医院の増加
により上昇トレンドとなり、結果競争が激しくなっております。
さらに言えば、
・8020の50%以上達成
・小児のう蝕有病率の減少
により、
審美目的で矯正主訴来院し、そのまま予防へ移行する
ような患者様の行動変容も起きております。
▼今後求められる対策
上述の前提を踏まえて、今後求められる対策は大きく2ステップございます。
第1ステップ:矯正に取り組むか否か
現在矯正歯科をされていない、またはそれほど力を入れられていない先生方につきましては、何よりもまず矯正歯科への参入、注力をご提案いたします。
もはや矯正歯科は”やっていて当たり前”の診療科目です。
今後出生人口が減少していくわけですから、親は子供に時間とお金をかけるようになります。
そのため、おのずと今後う蝕などで来院される若年層の患者数は減少していきます。
失ったものを回復する欠損などの診療科目だけでは生き残れず、
現状より良い状態にする審美治療などの診療科目が求められる、
という時代がすでに来ています。
地方ではまだまだ欠損歯も多い状態ですが、近い将来都心のトレンドが地方にも広がっていくことは容易に想像できるかと存じます。
第2ステップ:どのように取り組むべきか
過去の歴史から振り返っても、経済学のライフサイクル理論に当てはめて考えても、
需要>供給:矯正したい人が多い状態
では矯正歯科に取り組むだけで患者様が増えるのですが、
需要<供給:矯正歯科が余っている状態
では特化戦略が求められるようになります。
言い換えると、患者様が
『自分にあった治療をしたい/歯科医院を選びたい』
と考えるようになりました。
その上で、取りうる戦略は大きく2つ、
1)コストリーダーシップ戦略(同商圏内で価格優位性を持つ)
2)差別化戦略(7つの影響力による社会的証明を用いた技術力訴求)
のどちらかです。
コストリーダーシップ戦略は、今から矯正歯科に参入する、注力していく医院様にオススメ、
差別化戦略に関しては、すでに症例数がある、成約率を上げていきたい医院様にオススメいたします。
また、それぞれの戦略に合わせた
・集患設計(どのように患者様を集めるか)
・営業設計(どのようにカウンセリングし、成約いただくか)
は変わってきます。
これらを一つ一つ組み立てて行くことで、
今からでも問題なく矯正歯科に注力していくことが可能となります。
▼人口減の島でも0.9億→2.5億へ業績を倍増させた手法大公開セミナー
ここまでお読みいただきありがとうございます。
最後に、私からのお願いではありますが、
まだ矯正歯科を行っていない/それほど注力されていない先生は
下記URLから「矯正歯科の強化」をご検討いただきたく、
セミナーのご案内をさせてください。
本セミナーのゲスト講師として、
・矯正歯科に取り組んで医業収入を0.9億から2.5億へ増加
・ほぼ0から年間100名の矯正主訴患者様が来院
・カウンセリングの成約率は70%程度
・結果、予防患者様も増加し合計保険点数は2倍に
という成果を残された
医療法人社団粟田歯科医院 藤本氏をお招きいたします。
これまでの歩みや取り組まれたことなど、
全て惜しみなく公開いただけますので、
この機を逃さずぜひご参加くださいませ。
▼人口減の島でも0.9億→2.5億へ業績を倍増させた手法大公開セミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/120614
※12月15日(日)10:00 ~
最後までお読みいただき、
誠にありがとうございます。
今後ますますの業界発展ならびに、
ご来院いただく患者様の“健口=健康”を延伸し、
より強い日本の創造に寄与できればと存じます。
よろしくお願い申し上げます。
◾️この記事を書いたコンサルタント
佐藤隆明
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