【もう、公開します】歯科業界のミライ「食べるを支える外来」院内体制マップ

2025年03月03日 (月)

コラムテーマ:
未分類

皆様

いつもお世話になっております。
株式会社船井総合研究所、歯科支援部マネージャーの
伊藤 崇でございます。

お忙しいところ、こちらのコラムをご開封いただき、
誠にありがとうございます。

表題の件、一足先に現在開催中のセミナーを公開します。
そのセミナーで提言しているものは
“かかりつけ管理栄養士システム”
です。

「日本の歯科業界を、次へ」~管理栄養士の「食べれる外来」~

まず、歯科のゴールとは、何でしょうか?
削って詰めることでしょうか?
定期歯周処置で歯石を除去することでしょうか?
それは、手段の一つに過ぎません。

歯科医療は“直して”おしまいではいけません。
インプラントを入れたら、入れ歯を入れたら終了ではなく、
そこからがスタートです。

治療した口腔で、どう生活に溶け込んでいくか?
“治療したその後”をフォローしていくべきです。
そのために、治療後の食生活のサポートまでしなければなりません。

つまり、嚙み合わせをみるのもゴールではなく、
その嚙み合わせで
・食べられているか(口腔機能の管理)
・何を食べているか(栄養状態の把握)
・その結果、身体の変化はあるか(体組成)

の変化が良くなっているかを診ること、
そのための手段が歯科治療でなければならないのではないでしょうか。

例えば、
・金属床を入れたら体重が増えて糖尿病が悪化した
・インプラント入れたが食欲が無くてフレイルが始まった
では、その歯科治療の意味と目的は?
になってしまいます。

①歯が無くても健康的な食生活をしているおじいちゃん
②歯があっても不健康な食生活をしているおじいちゃん

前者の方が長生きするでしょう。
「では、歯科医院の患者様に対して、歯だけ見ていないか?」
と、問われたら、先生は何と答えられますでしょうか。

「天然歯を残しましょう」
は目的になっています。
歯は道具であり、残すことが目的ではありません。
もちろん、歯は残っていた方が良いですが、
そもそも「何のためにあるのか?」が患者様の個別事情に合っているかが大切なのではないでしょうか。

つまり、歯科医院として評価する場所は嚙み合わせではなく、
食生活と身体の変化や維持を定期的に観測し続ける場所です。
そう、「健口から健康を達成するために、定期的に継続して一生涯来院できるという、唯一の医療機関が歯科医院である」ということです。

では、
・食べられているか
については、
口腔機能管理(口腔機能低下症検査と歯リハ~継続管理)がそれに当たりますが、
・何を食べているか
については、いかがでしょうか?

そこで、管理栄養士の登場です。
歯科医院で管理栄養士が行うものが「栄養相談」です。

歯科医院内の「栄養サポート」とは?

それは、
口腔内・全身・精神の状態、身の回りの環境
(家庭や職場だけではなく、季節なども含む)
も考慮して患者様の日頃の「食べる」をサポートすることを栄養サポートと言います 。
そのため、医科で行われる「病気を治すための栄養指導」とは異なり、
口腔状態を健康に保ち、精神も含めた全身の健康を維持・改善するために、
積極的に摂取してほしい食材や、
楽しく食べるために工夫できることを口腔機能と食アンケートからお伝えすることです。

なお、栄養サポートでは、管理栄養士ブース(チェア以外の場所)にて、
・体調等のヒアリング
・体組成測定
・情報提供
・助言&目標設定

を、30~40分で行います。

また、栄養サポートの手前では
■初回(45分)
※目的は「聴く&知る」
・自己紹介
・栄養サポートの概要説明
・ヒアリング(問診)
・血液検査データ確認
・体組成測定
・口腔機能検査

■1~3ヶ月後の経過観察(30~45分)
※目的は「需要・共感・助言」
・体調等ヒアリング
・口腔機能検査結果説明
・体組成測定
・情報提供
・助言&目標設定

があります。
そのうえで、継続的な栄養サポートによる身体の変化を“診る”ことです。
また、「食べて欲しいものを食べられるように」という視点で、
・金属床などの欠損部位における自費治療~口腔機能の改善
にも繋げることで、
口腔機能における対処療法ではなく根本治療としての治療誘導になります。

いかがでしょうか?
“かかりつけ管理栄養士システム”の概要を知っていただき、
大変光栄です。

そのうえで、
「より詳細の院内体制は?そもそもどうやって患者さんをパスするの?」
「小児の場合もあるの?」
など、更に知識習得の渇望が生まれた先生、
誠にありがとうございます。

ここまで読んでいただいた先生、
オンラインで歯科経営の“ミライの歯科医院経営”をご一緒しませんか?


ご参加をお待ちしております。

最後までお読みいただき、
誠にありがとうございます。
今後ますますの業界発展ならびに、
ご来院いただく患者様の“健口=健康”を延伸し、
より強い日本の創造に寄与できればと存じます。
宜しくお願い申し上げます。

管理栄養士の院内多職種連携フロー徹底解説セミナー

■配信日時
・3月9日(日)10:00~12:30
・3月13日(木)10:00~12:30

◾️この記事を書いたコンサルタント

伊藤 崇

プロフィール詳細

大手歯科メーカーでの営業、レセプトコンピューターメーカーでのマーケティング責任者を経て、
船井総合研究所へ入社。
長年の豊富な現場経験と、大学院で学んだ経営学修士の知識から、集患・定着・単価アップのノウハウを提供するだけでなく、組織マネジメントからノウハウ定着までのご支援を行う。
訪問歯科拡大と外来強化だけでなく、経営者と従業員との人間関係を円滑にすることで全体最適化を図り、経営者のビジョンと理念経営を叶えるコンサルタント。

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