P処(糖)から考える「糖尿病と歯周病の関係性」と「医科歯科連携」

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更新日
執筆者歯科支援部
コラムテーマ診療体制
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皆さんこんにちは。
船井総研歯科医院コンサルティングチームの岡崎晃平(おかざきこうへい)です。
 
 
今回は次第に話題にあがることが多くなっている、
「歯周病と糖尿病の関連性」を私の目線からお伝えできればと思います。
 
歯周病と全身疾患の関係性は既に説明不要であると思いますが、
その中で昨今、話題になっているのが「歯周病と糖尿病の関係性」です。
 
 
この分野に関しては、
既にさまざまなところで研究発表がなされていることは、
先生方も既にご存知かと思います。
 
 
ですが、昨年の診療報酬改定において、
この分野に大きな動きがあったことをご存知でしょうか?
 
 
昨年の報酬改定を振り返ってみると、
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所に始まり、
歯周病安定期治療(Ⅱ)エナメル質初期う蝕管理加算が新設され、
「口腔疾患の重症化予防」が保険で認めれた、
歴史的な出来事でした。
 
これまで予防歯科を推し進めてきた先生方にとっては、
まさに悲願だったのではないでしょうか。
 
その一方で、前回改定で生まれながら、
点数があまりに低いがために多くの歯科医師が見落としているものがあります。
 
それが「P処(糖)」です。
 
 
これは「歯周疾患処置(P処)」の2-4に該当する部分です。
 
 
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糖尿病を有し、歯周ポケットが4㎜以上の歯周疾患を有する患者に、
歯周基本治療と並行して計画的に1月間、特定薬剤を注入した場合に算定する。
ただし、医科の保険医療機関の医師からの診療情報提供の様式に
基づく診療情報提供を受けた場合に限られる。
※医科歯科併設の医療機関の医師からの情報提供でもよい
※概要等に「P処(糖)社会〇年〇月〇日」および紹介元の
医科医療機関名を記載する。
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このように、国は糖尿病と歯周疾患の関係を認め
更に歯科のゴールは口腔内だけではなく、
全身の健康管理までが仕事であるということを、
改めて示していると考えることできます。
 
歯科業界において「医科歯科連携」という言葉は、
まだまだシックリきていない歯科医師の方も多いと思います。
 
実際に日々お伺いしている医院様でも、
なかなか出てくる言葉ではありません。
 
「病院や高度医療クリニックだけの分野である」
と考えていらっしゃる方も多いと思いますが、
確実に次回改定、次々改定の2020年まで間には一気に広がってくるのではないかと予想されます。
 
 
これによって、
これまで以上に歯科医師・歯科衛生士の役割は重要となり、
社会的な地位も確実に向上することだと思います。
 
これは非常に喜ばしいことです。
 
 
また、視点をマーケティング面に移しても、
歯科医院にとってもメリットが多いのではないでしょうか。
 
 
これまではう蝕や欠損、歯周疾患などを主訴とする患者様にご来院いただき、
治療することで報酬を頂いていました。
しかし今後は、
歯科的な主訴以外も、
患者となる可能性が出ていているわけです。
 
 
まさにブルーオーシャンとなります。
 
 
イメージしてみると
 
10~50年前のターゲット・・・「カリエス・欠損保有患者」
現在のターゲット・・・「ペリオ・メンテナンス患者」
5年後予想されるのターゲット・・・「糖尿病などの全身疾患リスクが高まっている患者」
 
となってくるのではないでしょうか。
 
また、ここからは個人的な見解ですが、
今後求められる経営者としての動き方も変化すると考えています。
 
歯科的な主訴を持つ患者の効果的な集患策は
「患者紹介・口コミ」、「Web」、「通りすがり」ですが、
歯科以外の主訴を持つ患者の集患策となると
「医療機関紹介」、「患者紹介」が占めるようになると考えます。
 
 
上記のような時代になるにつれて、
歯科医師・経営者として考えるべきことは、
 
 
①競合に比べて圧倒的な技術力の取得⇒技術力
保険外での歯周病治療メニューの取得・準備⇒差別化
③地域の病院や医科との連携構築⇒集客体制
④安定的な歯科衛生士の雇用⇒採用力
⑤従業員の定着力の向上⇒組織風土
 
 
と考えています。
 
 
何度も繰り替えしになりますが、
前回の改定は日本の歯科医療においては、
歴史的な出来事です。
 
 
歯科医師の皆様は口腔ケアだけではなく全身ケアを行う立場です。
 
 
ぜひ現在来院している患者だけではなく、
今後求められる歯科医療に向けて、
今から準備を進めていってください。
 
 
我々もそのサポートをしていきます。
 
 
また、弊社歯科チームでは、
「予防歯科」だけではなく、「医科歯科連携」に関しても、
これまでに以上に良質な情報提供を実施していきます。
 
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岡崎

執筆者 : 歯科支援部

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