不況時代でも業績昨年対比150％成長を実現させる組織マネジメント戦略とは！？
皆様こんにちは。船井総研の水野でございます。
いつも船井総研のメルマガをご覧いただきましてありがとうございます。
本日のコラムは
「不況時代でも業績昨年対比150％成長を実現させる組織マネジメント戦略とは！？」
というテーマでお送りいたします。
2020年、不況の中で歯科医院の業績はどのように変化した？
2020年、業績悪化している歯科医院も増加してきています。
多くの歯科医院の院長先生とお話をさせて頂くと、昨年対比で90～95%程度の成長率に着地しているのが一般的でした。
そんな不況の中でも、スタッフの自律性をテーマに採用・育成に注力され続け、売上4億→6億、昨年対比150%を実現している医療法人様がございます。
山口県・広島県で現在4医院を展開している医療法人栄信会様です。
不況時代でも昨対比150%実現した組織の4つの特徴とは？
不況の中でも業績を伸ばし続け、診療&業績を拡大し続ける歯科医院には4つの特徴があります。その中で取り組まれていることをご紹介いたします。
【有資格者依存型組織からの脱却】
ますます歯科医師、歯科衛生士の採用が困難になってきている中、無資格者の方々が活躍できる事業戦略を描くことが大切です。
歯科医院のビジネスモデル上、多くは、歯科医師・歯科衛生士が売上を立てていくのが一般的です。これからの時代は、いかに歯科医師・歯科衛生士以外の職種の方々が稼ぎ頭になるかが重要となっています。
医療法人栄信会様では、歯科助手・管理栄養士の方々が中心となり自費診療や新規立ち上げのインビザラインのカウンセリングを主体的に取り組みました。
インビザライン診療を本格導入し、半年で約6,000万超えの診療柱へとなりました。
【スタッフの厳選採用】
コロナ禍で歯科業界でも従来の採用手法から大きな変化がありました。
キーワードとしては「オンライン化」です。
採用活動もオンライン化が進み、その対応を実施した医療法人栄信会様がより多くの母集団形成に成功し、採用基準を満たした歯科医師、歯科衛生士、歯科助手の各職種を複数名厳選採用しました。
変化した例を挙げると…
①有資格者合同説明会がオンライン開催
オフラインとは違い、当日の声掛け・呼び込み等ができなくなりました。
歯科医院としての採用コンセプト、採用ターゲット、訴求ポイントを明確化し、臨まないと
母集団形成がまったくできず、ただ参加しただけとなります。
②医院見学・採用イベントがオンライン開催
従来の面接の前の医院見学の採用フローを大きく変更しました。
リアルでの医院見学も残しておきながら、就職、キャリア相談・医院見学をオンラインで完結できるフローも選択肢として提示することで求職者の取りこぼしをなくしました。
③求職者の情報収集がSNS主体へ
コロナ影響により、求職者のSNS活用頻度が高まりました。
歯科医院としても、Twitter、Instagram、FacebookといったSNSをフル活用・情報発信を実施していき、採用のための医院ブランディングの徹底していきました。
【事業戦略と組織戦略のバランス】
成長し続けている歯科医院は、下図のような3つの戦略が均等に企画され、運用されていることが多いです。
壁を感じている経営者に多いのがこの3つのバランスが大きく崩れていることです。
特に、事業戦略のどう診療を拡大していくか。分院展開していくのか。増床するのか。といったことに集中してしまうことが多く見られます。
医療法人栄信会様は、有資格者依存型組織からの脱却でもお伝えしたように、マーケティングだけでなく、「人」をいかに活用するかを同時に考えています。
＜良い経営戦略比重例＞
事業戦略：組織戦略：財務戦略＝3:3:3 残りは必要に応じて変動
＜悪い経営戦略比重例＞
事業戦略：組織戦略：財務戦略＝8:1:1
【徹底した教育&育成&評価制度】
これまでの一般的な歯科医院では、スキルや専門性のみが評価対象であり、技術の向上のためのマニュアルや教育体制を作成していることが一般的でした。
しかしながら、スタッフが自律して活躍できる組織を目指すうえでは、スタッフ一人一人の特性を踏まえた上でのキャリアパスを作成しています。
技術面はもちろんのこと、「医院（法人）業績」や「自費成約率」、「人時生産性を向上させるための院内オペレーション改善」等、法人全体のことを考えてくれる幹部スタッフを育成することが重要です。
医療法人栄信会様では、新入社員からスキルだけでなく、社会人として、医療人として大切な在り方教育を1ヵ月通して、徹底に教育しています。
在り方を教育することで、離職率の低減、早期育成&戦力化を実現しています。
これから歯科業界でもますます加速度的に進むとされていることが下記の3つです。
- 歯科医師、歯科衛生士の優秀層の採用の激化
- 組織体制が脆弱な歯科医院でのスタッフ離職の加速
- 患者様・スタッフが集まる医院と集まらない医院の本格的な極二分化
各分析はこのメルマガでは割愛させていただきますが、このことから考えてみても、いずれも、重要視されているのは、「採用・育成・定着」といった人事業務が今後の成長の鍵と読み取れます。
これから、どんな状況でも業績の伸ばし続けるためには、小手先だけではなく、組織の本質から変えていく「採用・育成・定着」といった組織マネジメント戦略が求められています。
しかしながら、これまでの歯科医院様では…
・結局、トップだけがマーケティング・マネジメント共に実施してしまい、負担が大きい
・有資格者採用困難により、慢性的な人手不足で取り組みができない
・組織マネジメントの重要性が理解しているが、何から始めたらいいかわからない
などといった点から、組織マネジメントを本格的に整備ができていない歯科医院様がほとんどではないでしょうか。
そんな院長・理事長の方に、 規模・ステージ別の組織ロードマップに合わせた組織マネジメント戦略とノウハウをお伝えするセミナーを開催いたします。
業績の壁を突破するための組織創りに特化したオンラインセミナーを開催いたします！
今回は、「不況時代でも業績昨年対比150％成長を実現させる組織マネジメント戦略とは！？」
というテーマにてお送りいたしました。
このテーマに関しては、まだまだ課題が山積みの歯科医院様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、具体的な組織体制や人事制度・教育・育成・定着に関してセミナーを開催することに決定いたしました。
今回のセミナーでは具体的にどのように事業を組み立てればよいのか、また組みたてる際にどのような組織体制を構築していかねばならないのかについて解説いたします。
現状に壁を感じている院長先生、将来の組織創り展望に不安のある院長先生に必要な内容となっていますので是非ご参加ください。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/068256
☆本セミナーで学べるポイント☆
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