歯科医院経営ブログ・患者からの信頼を得る自費カウンセリング

2013年09月15日 (日)

コラムテーマ:
自費診療 (増患 集患)

今日は岡山の歯科医院さんでコンサルティングでした。


あるお付き合い先の院長は補綴の自費カウンセリングをする際に一つ気をつけていることがあるそうです。


それは、この歯が今後どれだけ持ちそうか、抜歯する可能性がないか、ということを考慮したうえで、カウンセリングをするかしないか、ということを決めているそうです。


それは、いくら良いかぶせ物をしても、最終的に根管や歯周病の状態が悪くなって、抜歯や再治療の必要が出てくればセラミック治療をする意味がないのではないか、ということです。


従って、患者が自費の補綴を希望しても、状態が悪ければ断り、なぜ断るのかを説明します。


これは一つの患者志向のカウンセリングの考え方だと思います。


このようなスタンスでカウンセリングを行うことで、短期的には医院のデメリットになるかもしれませんが、患者さんの満足や信頼を得ることが出来ます。


結果的に長期的に見れば、医院のメリットにつながっていきます。

統計的に自費の補綴を増やそうと思えば、クラウン、インレーが必要な全ての人に
カウンセリングを行うことで増えることは間違いないと思います。

しかし、必ずしもそうしなければならないということをその院長から学ぶことができます。


大切なのはどのようなカウンセリングが患者さんに喜ばれるのか、有益なのかということを自院なりに検討し、自院におけるカウンセリングに対する考え方を明確にして、スタッフさんと共有することだと思います。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×