歯科医院経営を楽にするデジタル化

2021年07月27日 (火)

コラムテーマ:
業務効率化

皆様、こんにちは。
船井総合研究所の長谷川光太郎です。

新型コロナウイルス対策や、
予防の為の生活様式が定着している2021年。
患者様の声に応え、感染防止対策をとりながら、
日々の診療に取り組まれている医院様も多いことと存じます。
皆様のお取り組みに、心より敬意を表すと同時に、
ご自身の健康管理にも御心配りされることを切に願います。

今回のブログでは、
歯科医院経営を楽にするデジタル化
についてお伝えさせていただきます。

皆様、この2~3年、
「デジタル化」というワードを
よく目にするのではないかと思います。

我々も歯科医院経営者の方に
このデジタル化について
最近ご質問をいただく機会も増えてきております。

なぜこれほどまでにデジタル化が注目されているかというと、
国が生産性を向上させるためのセンターピンとしてデジタル化を捉えており、
デジタル庁の2021年9月新設や、
中小企業デジタル化応援隊事業等、
国ぐるみでデジタル化を推進する機運が創られてきている為です。

皆様の医院では、デジタル化は推進されておりますでしょうか。

デジタル化推進のメリットは下記です。
①オペレーションの効率化による生産性向上
↳あらゆるシステムにおいて、受け入れ、変更、編集、追加、共有が、デジタル化によって効率化する
↳分単位の効率化によって、受け入れ可能な最大客数が増加し、同じ営業時間・同じ人員体制・同じハードでも収益限界値が高まる
②オペレーションの効率化による従業員負担軽減
↳一つひとつの作業にかかる負担、時間の軽減、及びスタッフ間共有負担の軽減により、従業員の働きやすさが向上する
③紙では把握しきれなかった経営ヒントのビッグデータ化
↳問診票一つとっても、主訴や求める治療欄など、経営のヒントになる情報をデータとして集計でき、今後の医院経営に活用することが出来る

上記のように大きなメリットがデジタル化にはあるわけですが、
導入に関しては、慎重に行わなければ、院内の混乱を招いたり、
うまく活用しきれずに生産性向上に対してあまり寄与しないことも起き得ますので
是非下記にご留意の上ご推進いただくと良いかと存じます。
☑他に進めている優先順位の高い取組みに被せないようにする
☑導入するデジタルツールが、既存の周辺システムと連携できるかどうか確認する
(例:予約システムと患者管理システムとが連携できるか等)
☑導入に際して従業員に意見を求めすぎないようにする
(新しいものに対して人は拒否反応を示しやすいので、導入決定を従業員の多数決で決
めることはしないようにする等)

国内で一斉に熱を帯びてきているデジタル化。

デジタル化という言葉に振り回されずに、
「この新システムは果たして本当に顧客と従業員双方を幸せにするか」
「今までにはない顧客体験を生み、満足度の飛躍に繋がるか」
という点を常に意識して、
デジタル化の推進をご検討いただくと良いのではないかと存じます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
【執筆者:長谷川 光太郎】

◾️この記事を書いたコンサルタント

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×